2017-03

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≪ 一次元量子力学 デルタ関数ポテンシャル2 ALL 古典力学 2 (慣性の法則前編) ≫

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24時間中毒

約一年前、忙しく仕事に追われる毎日であった。妻と行った買い物の帰り、たまには自分にご褒美をあげても良いのではないかと思いたち、DVDショップへと足を運んだ。私は大の映画ファンであるが最近は新作のチェックはしていない、何を買おうかと迷っていた。ふと目についた「24」のパッケージ、ストーリーの説明を読んでいると横から妻が覗き込む。「それ結構人気あるらしいよ」と言われ興味がわいてきた。24はアメリカのTVで放送されたサスペンス・タッチの連続ドラマであるようだ。もともと自分の趣味には金を惜しまないタイプの私は妻の一言で直ぐに購入を決意した。写真は「24シーズンI」で活躍するキャスト達。

私はパッケージを見たときから何故か

「24時間」

と口ばしっていた。妻に「それトウェンティー・フォー」と訂正されたが、既に自分で脳内刷り込み完了。今でも「24時間」と言っている。google検索したい読者は間違って「24時間」と入力しないようにして欲しい。まったく別物へとリンクが飛ぶかもしれない。用意周到なgoogleなら私のような思い込み人間のために「もしかしてあなたが探しているのは 24-トウェンティー・フォー?」と親切に訊いてくるかもしれない。まあこれは私のちょっとした勘違いである。

さてこの24だが、かなりの中毒者を出したようだ。シーズン5まで作られているということからもその人気ぶりは想像できるだろう。内容はCTU(アメリカのテロ対策機関)で働くジャック・バウアーを中心にスピーディーに展開されるテロ事件とそれに挑むCTUメンバーの物語。事件の勃発から解決まで複雑に絡み合う出来事達の1秒1秒を同時進行形で追っていくというものだ。そのため、画面はときに2つ、3つと複数に分割され、いくつかの映像が一度に目に飛び込んでくる。これまでもこういう映画の撮り方はあったが、ここまで徹底的にこのスタイルを貫き、そしてそれが効果的に働いた映画はなかったのではないだろうか。複雑に絡み合う人間関係とスリリングなテロリストとのやり取りなど、時に恐ろしくさえなる。刺激を求める映画ファンにはお勧めである。

さてのこのDVD私は一人で見た。妻は忙しいから今はそんな長編物のDVDは見ていられないというのだ。私が購入したシーズンIを制覇するためには一話約30分の24話、つまり12時間以上必要なのである。仕事から帰って来てはDVDにかじり付く一週間が続いた。見始めたら止められないのである。次に起こることが気になって直ぐに続きを見てしまうのだ。まさに24時間中毒である。

映画の話はこれくらいにしておこう。仕事と24時間中毒のそんなある日の事、妻から職場に電話が入った。電話にでた私は直ぐにただならぬ雰囲気を感じ取った。妻が泣きながら電話をしてきたのだ。その当時、忙しいためにかなりのストレスを溜めていた妻は、日頃から人間関係の悩みや仕事について不満、焦りなどを私に話していた。私は直ぐに妻が何か大きな問題に突き当たり堪らず電話してきた事を察知した。私はできる限りの穏やかな、そして冷静な声で対処した。

「どうしたの? 何があったんだ?」

妻はただ

「今日は何時帰ってくるの? 早く帰ってきて.....」

と泣いている。残業が続く月だった。最近あまり妻にはかまっていない。これは直ぐに帰宅せねばなるまい。 

「どうしたの? 何があったの?」

と冷静な声で再び尋ねた。

「なんでもないから、早く帰ってきて....」


妻の声は少し泣き止んだようだが、私を不安にさせないようにと必死にこらえている様子だ。
堪らず私は

「大丈夫だから言ってごらん、どうしたの?」

妻はゆっくりと語り始めた・・・・・

「さっきね、帰りが遅いから退屈でDVD見始めたの。あなたの24を見始めたの」
「うんうん、それでどうしたんだ?」と訊く私。
「それでね.......もう怖くて.....。一人では見れない.....」
「家にもテロリストがくるんじゃないか・・・誘拐されるんじゃないかって不安」
「だから早く帰ってきて....」

私は残業の最中にかかってきた電話、そして何か問題が起きたのだろうと妻を気づかっていた自分の優しさ、色んな思いが一気にフラッシュバック。それと同時に怒りがこみ上げてきた。かっとなってしまった。ほっとした。

「バカやろう!そんな事で職場に電話をするな!」
「それで安心したよ。」

冷静さを欠いて怒鳴ってしまった。 その晩の夕食ではとうとうと説教対談に花を咲かせる私であった。そして二人で24時間中毒にはまる夜でもあった。「24時間」を見ようと思った方は24時間ぶっ通しで見続ける時間と体力のある時にどうぞ。かなりのお勧めです。


お詫びと訂正:一部記憶違いで亭主関白的な記述がありましたが、これは全くの妄想でした。そのためいくつかの箇所が訂正されました。

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