「無限論の教室」 野矢茂樹
「集合とはなにか」竹内外史著と同時に購入した「無限論の教室」野矢茂樹著を読み始めた。著者は哲学者であり、この本は哲学者からみた集合論の入門書と言って良いだろう。無限に関する(哲学)講義するタジマ教授(架空?)と学生の対話形式で書かれており、一般の人でも少しばかりの好奇心があればかなり楽しめるようだ。実際この本を購入した際にうちの奥さんが興味本位で読み始めて、「これ面白いね」と言っていた。数学の部分は分らないけど読み物として面白いそうだ。 
実際どんな雰囲気で書かれているのか知りたい人もいるだろうから、
「第一週 学生が二人しかいなかったこと・教室変更」 から抜粋する。
こんな具合で、まあ、私にとっては読み物として非常に楽しめた。数学を専攻するような人はまた別な感想があるかもしれない、いや、あるだろう。つまらん、全く数学が分ってない素人の意見だ、いや数学やってる人でも十分面白いよ、などなど、いろんな感想が聞いてみたい。兎に角数学を高校以来やってない私の妻でも楽しめたというのは事実である。しかし妻は対角線論法は分らないと言っている。私からすれば分ろうとしてないだけだろ、と言いたいのだが。

実際どんな雰囲気で書かれているのか知りたい人もいるだろうから、
「第一週 学生が二人しかいなかったこと・教室変更」 から抜粋する。
| 「無限について講義するのですが、何か、受講の動機のようなものはありますか?」 あるはずがない。黙っていた。彼女もまた黙っていた。 「そうですね。じゃ、無限ということで、どういうイメージをもっていますか。ええと、あなた、あの、お名前は何というのですか」 「タカムラです」 ふーん。彼女はタカムラさんというのか。 「タカムラさん。うん。無限について何かイメージは、おありですか?」 「とくには・・・・」 「『無限』という日本語はしっていますか」 「ええ、まあ」 「じゃ、何か言えるでしょう」 「一番大きい量のことでしょうか」 なぜか、この答えを聞いてタジマ先生はとてもうれしそうな表情をした。 「それ、それはですね、一番愚劣な答えです」 「愚劣って・・・」 タカムラさんは少しむっとしたようにも見えた。しかし先生は全然意に介さないみたいだった。 野矢茂樹著「無限論の教室」(講談社現代新書)より |
こんな具合で、まあ、私にとっては読み物として非常に楽しめた。数学を専攻するような人はまた別な感想があるかもしれない、いや、あるだろう。つまらん、全く数学が分ってない素人の意見だ、いや数学やってる人でも十分面白いよ、などなど、いろんな感想が聞いてみたい。兎に角数学を高校以来やってない私の妻でも楽しめたというのは事実である。しかし妻は対角線論法は分らないと言っている。私からすれば分ろうとしてないだけだろ、と言いたいのだが。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://letsphysics.blog17.fc2.com/tb.php/148-b0f6e92d
