2017-06

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≪ 熱力学ってそういうことなのか ALL 熱力学のはじめに ≫

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「Missing 」 本多孝好短編集

学生時代はそれなりに読書をしていた。しかし仕事に忙しい日々の中では読書に割く時間がなかなか取れない。妻に色々な本を薦められるが中々読みこなせない。仕事がら出張が多く電車はよく使う。長編小説は駄目でも1,2時間の電車移動で読みきれる短編ならばどうだろう?

今回の妻のお勧めは本多孝好の短編を集めた「Missing」(双葉文庫)だった。「このミステリーがすごい!2000年版」第10位らしい。ミステリーという程ではないが、こういうのってどういう分類に入るのだろうか。私だったらこの表紙の本はきっと買ってないだろう。夕暮れと麦わら帽子をかぶった少女。あまりにも爽やかでセツナイ夏の思い出?と思ってしまうだろうから。


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人に薦められたから読む、そんな安易な方法ではあるが最近は相性の良い本にめぐり会わせてもらっている。今回も思った以上に楽しめた。


夜中の海で飛び降り自殺を試みた男は少年に助けられる。
「何で死ななあかんかったんや」と少年に問われ
「人をな」 
「何?」 
「死なせてしまったんだ」
自分の人生について語り始める男の話、「眠りの海」が第一話である。
ミステリーにしては爽や過ぎるし、かといって扱っているテーマはそれなりに重い。そういう路線できたか、読み終えた後に「そうか・・・」と頷いてしまう自分がいた。

第二話め「祈灯」は幽霊ちゃんとあだ名された少女の話。幼い頃に妹を交通事故で亡くし、ショックのあまり自分が妹で死んだのは姉の方だと思いこんだまま成長した彼女。不思議な話の結末はいったい?

その他にも「蝉の証」、「瑠璃」、「彼の棲む場所」と読みやすい文体で1時間程度の移動で読むには最適の短編が詰っている。忙しい時間の合間で読め、それでいて自分好みを探すのに苦労する私だが、今回もヒットだった。そこで妻から薦められた「Missing」を、今度は私から貴方に勧めよう。時間がなくて本も読めないと言っている貴方、是非読んでみてください。

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