2017-05

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≪ 電子の自己エネルギー 2 (繰り込み理論) ALL ほんわか科学記事 ≫

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塩でもくっとけ!

いきなりなんでしょうこのタイトルは。実は昨晩妻からただならぬ情報を耳にしまして、その事に関係してちょっと書きたいと思うわけです。その為には先ず

「肉は塩と胡椒だけで食べるのがベストだ」

という事を少し説明させてください。 何故そう思うかというと、何十年か前に読んだ開高健先生の影響ですが、うろ覚えな記憶を掘りおこして書きますが、彼がいうには肉の文化に関しては日本は歴史が浅く狩猟民族であるところのヨーロッパ人に学ぶところが多い。ヨーロッパでの肉の食べ方はその保存方法と深く関わっており、塩と胡椒だけという、いたってシンプルなものがベストだ。日本人は塩のうまみを知らない。それは食べた瞬間にガツンと頭にくる衝撃であり、また食べたいと脳を刺激する旨みだ。胡椒もそうである。

とまあそういう内容の事が書いてあったわけです。うろ覚えですが、大体そんな内容でした。ほう、開高先生が言うのだから全くのデタラメだとは思わないが、先生の思い込みとか、または極端に言えば先生が相当なゲテモノ食いの可能性もあるわけで、そうすんなりとは納得できない(補足1)。それに上品なソースがステーキの味を何倍にも美味しくしたり、和食で言えば美味しいタレがついた焼肉は絶品ではないか。塩と胡椒が素材の味を生かすのは分るとしても、それがベストとは納得し難い。時に海原雄山(補足2)のような美食家が言うことは一般人には納得し難い事がある。きっと開高先生の意見もその類だ。

とまあその時にそう思っていたのでした。その後私も海外旅行も何度か経験し、スペインへ旅する機会があったわけです。スペインへ行けば分りますが、レストランではあちらこちらになにやらカビのついたような肉の塊がつるしてあります。それは実は生ハムと呼ばれるもので、最近は日本でも見かけます。スーパーで綺麗にスライスされた生ハムしか見ていない方はその塊のでかさを見るとちょっとびっくりします。

それでその塊の生ハムですが、一口でいうと

「塩でもくっとけ!」

という感じの物で、塩と熟成された肉の旨みが融合したものです。一口食べると、「何? ねっとり?」という感じで、その直後に塩の辛さが脳に来ます。そして、もう一口食べたい! となります。 まさに開高先生の言っていた塩の旨みそのものなわけです。ここにいたって初めて私は開高先生をゲテモノ食いであるかも知れぬと侮辱した事を懺悔して、先生の意見を全面的に認めその伝道者となることを決意するのでした。生ハムの旨みはクドクドと書く程でもなく「塩の旨み」という一言に尽きる気がします。勿論熟成された肉の旨みもありますが、肉を引き立てるための塩というよりは、塩を最高に美味しく食べさせるために肉があるといっても過言ではない気がします。

長々と書きました、スペインでの生ハムとの出会い以来、私の中では

「いつか自分でも生ハムを作ってみたい!」

という思いが募っていたのでした。そんな私ですから、昨晩妻から「自家製生ハムってできるらしいよ」と聞いたときには驚きと興奮で、生ハムに巻かれる夢を見るかと思うほどでした。妻はネットで「家庭で作れる生ハム」、そんな記事を見たそうです。そして作り方の簡単なメモまでとってくれてありましたが、肝心のwebページは保存しなかったそうです。そんなわけで自分で生ハム検索をかけてみると以下のページが出てきました。すごいです。ワクワクします。仕事が一段落ついたらいつか絶対参加したいと野望を抱いているところです。日本でも本格的な生ハム作っている人がいたんですね。

http://www.rnac.ne.jp/~granvia/lapita-keisai.htm

(補足1)開高健は多分美食家というよりは美食ハンターであったろう。
(補足2)漫画「美味しいぼう」に出演。北大路魯山人をモデルにしたといわれているが、多分そうであろう。そんな気がするもん。海原雄山解剖学はなかなか面白い。

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