2017-06

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≪ 音響入門シリーズ(日本音響学会編) ALL COMIC 恐竜物語 ≫

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力学I 現象と数学的体系から見える物理学-1

現象と数学体系から見える物理1

新しいシリーズの本がでているので久しぶりに教科書を購入する
ことにした。「現象と数学的体系から見える物理学シリーズ」と
いうものである。1巻は力学で、著者は4名。本のタイトルにもあ
るが、特徴は次のようになっている。
①現象を観察することから始めて、そこから物理法則を発見して
ゆく(又はその過程を追体験する)
②第2部で物理法則の定式化に必要な数学的体系を学ぶ
第2部の後に、また物理編があって、多少数学的になってくる。
第1部はかなり実験書に近いことを書いていて、実験データを表に
したものや、そこからのフィッティングなどの話も入ってくる。
第2部は、数学に集中して書かれており,一度物理を離れて数学的
準備をするという感じ。第3部で多少数学的になってきて、最小作
用の原理やオイラー・ラグランジュの方法などを説明する。
なかなか楽しく読めて、ふむふむ、そうだよねなんて頷きながら
読み進めることができた。物理が好きな人が、じっくり取り組む
にはとても良い本だと思う。取り扱っている話題は、自由落下や
単振動、ポテンシャル中の運動など絶対はずせないというくらいの
基本中の基本。話題の豊富さよりも丁寧に一つ一つの話題を掘り下
げゆくという方針だろう。とても読みやすく、レベルも丁度良い。
楽しく読むことができ、じっくりと自分で物理を理解してゆく
ための一冊。


敢て批判的な感想を書くと、多少まどろっこしい。こういう方法
で物理を勉強してゆくのが本当だろうが、時間と手間がかかり過
ぎる。例えば本書では、自由落下を観察してx=1/2*g*t^2という
法則を発見するわけだが、既に(中学?)高校でこういった事を教え
込まれているので、感動がない。読みながら、敢て知識を忘れた
ふりをして実験をするわけだが,そこまでするなら、
"測る”をきわめろ!くらい深くやるべきだろう。
しかし、それをシリーズ全体でやちゃうと、それはそれでやり過ぎ。
ということで、このくらいで良いのかなという、あやふやな意見
に落ち着いてしまった(笑)。
だからこの本は、一度勉強して力学は分かった人が、暇を見つけ
て凝りに凝った勉強をするのに最適な一冊だと思う。特に力学の
第二巻、惑星の運動などの箇所は相当に熱くなれるのではないか。
趣味としてじっくりと追求したい人などにはお勧めの一冊である。
所謂、汗かきっこあつまれ!な一冊である。

「ざっくりと勉強したい」とか、「すっきりとした説明を期待」
などというスマート派は購入前に熟考が必要だろう。なんせ、
力学I 4,200円、力学 II 5,200円。セットで1万円近い小遣いが
飛ぶことになるわけだから。


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