2017-05

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≪ 構造学再入門 デザイナーも構造に強くなろう ALL ざっくり分かる宇宙論 ≫

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ヒッグス粒子の発見 イアン・サンプル(ブルーバックス)

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今年のノーベル物理学賞を受賞したヒッグス粒子の発見に因んで、
ブルーバックスから出ている一冊を読んでみた。本々,とね日記の
記事でこの本の存在を知ったのだが、ブルーバックスから出ている
物としてはかなり分厚く、500ページもあるのでいつ読み始める
のを躊躇っていた。

読み出すと直に分かるのだが、有名な物理学者は全て登場するのでは
ないかと思えるくらい、有名人が次から次ぎと登場して、ヒッグス粒
子の話題に繋がってゆくのはなかなかテンポが良い。それくらいの大
発見なのだから当然なんだろうが、ちょっと忙しすぎる気もする。
お話としてはとても面白く、ピーター・ヒッグス(2013年ノーベル物
理学賞受賞),ブラウト(故人)とフランソア・アングレール(2013
年ノーベル物理学賞受賞)らの発見のときの高揚感や、その後の焦り,
落胆、・・・そしてヒッグス粒子発見による半世紀後のノーベル賞と
科学を愛するものなら堪らないストーリーが続く。

ノーベル賞受賞はならなかった、ゲリー・グラーリニク,リチャード・ハ
ーゲン、トム・キッブルの3人のこともしっかりと取り上げてあり、多く
の読者が、科学の発展の歴史で檜舞台に立つことができなかったが確かに
素晴らしい業績を上げた彼らに思いをはせたに違いない。個人的には、こ
ういった人々にスポットライトを当てた話にとても心を惹かれるのだが・・・

様々なことが詳細に書かれていて、50年という個人のスケールで見ると
とても長い歴史の進展に否応なく巻込まれてきた科学者の感激と苦悩を
感じることができた。やっぱり,こういった話はハッピー・エンドで
結ぶことができて良かった。謝辞の所で,グラーリニク、ハーゲンの名前
があったので、いろいろと本では語れなかった話とかもあったのではない
かと興味が尽きない。



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