目次
≪ 一般相対論入門 | ALL | 年末、たてこもって映画鑑賞1 ≫ |
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
すごい宇宙講義 多田将著 イーストプレス

これは、すごく読みやすい。著者の講演記録を本にしたものであるようだが、
まるで講演を聴いているかのような感覚で読み切れる一冊である。読み終えて
しばらく経つと、本当に自分は講演を聴いていたのではないか?と記憶が曖昧
になってしまうのではないだろうか。
読者としては、宇宙論に興味を持つ一般大衆を対象としている。イラスト
や写真が分かりやすく、本文に説得力を追加する。講義の流れは、第一章
のブラックホールから話が始まり、二章はビックバン、三章が暗黒物質、
四章のそして宇宙は創られたが最終章である。一章にブラックホールを
持ってきたというのが、すごい。いきなりここから話を始めるということ
で、読者をぐっと万有引力の深い世界に引き込む事に成功している。
普通、こんな流れで話をするなんて相当に無茶。でも、それを独特の
語り口調でさらりとやってのけて、次の章へと上手くつなげている。
この本を読んで宇宙にロマンを感じる子供達がどんどん増えていけば
良いと思う今日この頃。すごい宇宙講義は、本当にすごかった!
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://letsphysics.blog17.fc2.com/tb.php/603-7216beea